10年目と次の一歩
響、誕生日おめでとう。
今年もなんとか間に合いました。
気付けばこの界隈に頭を突っ込んで10年。
ただただがむしゃらに走ってきたなぁって感じです。
本来ならもっと色々作りたかったんだけど、リアルの方で不幸があったりと、なかなかこちらにリソースを割ける状況じゃなかったのが少し悔しかったり。(まあこればかりは致し方無い
そんなこんなで今年は手を動かせなかった分、頭ん中でうだうだ考える時間は腐る程あったんですが素材次第で動こうと思ってた企画が全部ボツったりと前途多難な日々を送ってました。
765先輩方が揃ったライブでまざまざと彼女らの熱を受けたにも関わらず「じゃあ自分はどういう弾を打ち返せばいい?」という問いを何度も何度も繰り返してた気がします。
悩んだ時は初心に帰れ
どうしたらいいか分からない時は過去を振り返るのもアリだなぁと思い今まで産み出してきた動画を観てひとつ気付きました。
デビュー当時から変わらずやってきた自分が観ていたい響って「カッコイイでも可愛いでもなく、明るいだけでもしっとりでもない。アイドルとしての響じゃなく[素]の響から生まれる[感情]を描き続けたい」って事に改めて気付きました。
それに気付いてからは早かったなぁw
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バースデイ/木村世治
個人的には、ある意味で一区切りする為の動画として作りました。
てか、10年間やってきたけどどストレートなバースデー曲を今までやってなかったという(^-^;
10年を響と共に振り返ってお互い老けてもやる事変わんないなって笑い合ってるんだろうなぁと。
響の三つ編みに関しては正直まだ自分で消化し切れてない部分も多く、個人的には20代後半に差し掛かった辺りの方がイメージとしてはしっくりくるんで、それをそのまま持ってきました。
これから先の10年も互いに走り続けるんだろうけど、ひとまずはお疲れ様。そしておめでとさん。
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元々は配布衣装としてこの衣装が来た瞬間から始まった企画でした。
衣装見た瞬間に「あ、ケルト系作れるね」と。
曲を決めるにあたり、はじめは日本に多々あり馴染みのある、いわゆる[ケルト風音楽]で考えてたんだが、どうせやるなら[ケルト風]ではなくガチの[ケルト]でやった方が面白くなるよなと愚考。
バースデイで過去を振り返り一区切り付けるつもりで作っていたので、自然とこちらでは何かしら挑戦的なモノを作りたかった。
(こんな思考だから毎回ハードルが高くなるんだよ(^-^;
ケルト・アイリッシュ系の楽曲は昔から色々聴いてたので円盤は持ってたので聴き比べた結果、今回はルナサでティンと来ました。
ちなみにルナサはこんなバンドさんです。
https://www.plankton.co.jp/lunasa/
ケルト・アイリッシュ系って日本人の耳に馴染みやすい音階を使ってるんですが映像化する上でちょいと厄介な特徴がありましてな…
転調・変調を多用するのでそこの切り替えをどう表現するかで暫く悩んでおりました。
最終的に、世界観を崩さずに響の衣装を変えられる素材が来たので長年やってきたストーリーPVでほぼ手を出していなかったインスト曲で挑戦する流れに……
(何故よりによって高難易度で作業量過多の道を選んだんだ俺(^-^;
はじめに大雑把なシナリオを考えましたが、インスト曲なんで歌詞を指針に作る今までのやり方は通用せず。
だったらイメージ先行でと描き始めた時に幾つかルールを決めました。
その1
イメージとして北欧=収穫祭=秋という構図が頭に浮かんでたので曲の転調・変調ごとに物語に変化を付ける=季節も移る。
その2
主人公の境遇の変化。
転調=季節が変わるという構図により主人公を取り巻く境遇も変化して行く事で物語の起承転結をしっかり描く。
これを踏まえた上で大雑把にシナリオを書いてみました。
第1章 秋
北欧の辺境の小さな村で村人や妖精に育てられたみなしごの少女(響)は秋の収穫祭に向け皆と楽しく過ごしていました。
第2章 冬
突如襲ってきた魔族に村を焼かれただ1人生き残った少女は、たまたま居合わせた騎士団団長(美希)とその補佐官(ジュリア)に拾われ卓越した身体能力を持って入団する。
旅の途中で出会った聖職者(貴音)と魔術師(麗花)も加わり魔族を追うが、全ては皇帝(春香)が裏で仕組んでいた事を知る。
皇帝は魔王(雪歩)とその配下(亜里沙)、狂戦士(真)貴族(ひなた)を使い国を火の海にせんとする。
補佐官の静止も魔術師の警告も振り切り皇帝のもとへ向かう少女は魔族達の妨害に合いながらも団長や聖職者に背中を押され皇帝との一騎打ちに挑む…
皇帝はわざと少女の剣を受け、戦いは終わる。
第3章 春
皇帝の遺言により王家の血が自身に入っている事を知った少女は皇女となり、この国を新たに統治する為の冠位式が盛大に行われた。
第4章 夏
暫くの間は皇女として務めてきたものの故郷で死んで行った仲間が忘れられず1人で故郷へ帰ってく少女。
しかし、支えてくれていた新たな仲間と共に小さな酒場を開き皆の笑顔と共に物語は幕を閉じる。
うん、改めて書いてみると何故作ったんだ俺。と叫びたくなるw
当初は貴音と麗花の職業が貴音は[マジシャンor街の情報屋]で麗花は[魔族]だったんだけど一目で味方だと分かり難い&職業を想像し難いのでボツに。尺の余裕があれば団長vs狂戦士なども描きたかったが尺が余る訳もなく…
裏設定も色々出てきたけど結局は本筋をなるだけシーンとして落とし込むので精一杯でした。
結果としては描きたいモノは動画として描けたかなぁと思ってます。
インスト曲だからこそ自由度の高いシナリオが出来たと思うしストーリー系PVを好んで作ってる身としては響と一緒に少しは成長出来たかなと。
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さて、これで暫くはのんびり出来るかなと思いますが頭ん中では既に来年はどういう一手を打つかぼんやりと考えてたり…w
自分の動画は響とだけじゃなく、自分の身の回りの変化によっても変わっていくモノだと思ってるのでこれからも響と共に成長して行ければなと。
ひとまずはおつかれさん。
そして響、誕生日おめでとう。